国立大学法人 大分大学医学部 環境・予防医学講座

松本 昂
  • 特任助教
  • 松本 昂 (まつもと たかし)
所属(Alma Mater)
環境予防医学環境予防医学
出身大学(Alma Mater)
大分大学医学系研究科
卒業年次(Graduation year)
2007年(医学博士)
出身地(Home country)
大分県別府市
専門(Major)
ウイルス性下痢症および脳炎の分子疫学
メッセージ(Message)
先ず、残念な事実として受け止めなければならないことがあります。我々日本人の多くが感染する東アジア型のヘリコバクター・ピロリ菌は欧米型のそれと比較して、胃癌発症のリスクが非常に高いと言うことです。現在、どうしてこの東アジア型では胃癌の発症リスクが高いのかが少しずつ理解できてきました。何故なら、当講座の先行研究によって、これらの疾患の発症リスクに関与するピロリ菌の病原因子をいくつか発見することができたからです。

それと同時に、「新たな病原遺伝子の存在」「遺伝子間の相互作用」また、「ヒトの感受性遺伝子の検索」など新たな課題も浮き彫りにすることができました。私は、これらの課題の解決に貢献する為、主に次世代シークエンスによるゲノム解析に携わっています。今後も、世界各地から集められた貴重な検体から得られる遺伝子情報をもとに、講座のメンバーと協力しながら、当講座の最終目標である「胃癌の撲滅」に微力ながらも尽力していきたいと思っています。

また、山岡教授はベイラー医科大学消化器内科の教授を兼任されており、このベイラー医科大学は、世界最大の医療・研究の拠点センターのひとつであるテキサスメディカルセンター内にあります。その為、世界トップレベルの研究機関と活発な共同研究・若手研究者交流が行われており、臨床だけでなく基礎研究や統計学に至るまで幅広い分野で最先端の技術・知識に触れられる機会が身近にあることも魅力のひとつです。